ものくろうむのひび

いくつかの色を失った僕は、原色に惹かれるのです。

僕と調味料

僕が子供の頃、家で使われてた調味料は、いたってシンプルだった。塩、胡椒、醤油、味噌、味の素、マヨネーズとお好みソースくらいだったか。

漬物を買わない、お茶を入れない(水が美味しい土地だった)、味噌汁を作らない。普通の家とくらべて、風変わりだったのかもしれないが、子供だったので、これが普通と思っていた。

なかでも変わっていたのが、ソースの使い方だ。ソースはオタフクソースのお好みソース一択。当然お好み焼きには使うし、野菜炒めにも使う。そして、焼き肉のタレもお好みソースだった。とにかく何でもお好みソースだったのだ。その頃の僕の身体の一部は、お好みソースでできていたとも言える。

そんな僕が実家を離れて暮らすようになり、うちの家の食生活がちょっと変わってたのを知った。初めてキムチの味を知り(気に入った)、納豆は匂いがダメだとわかった。その頃からか、子供の頃の反動でいろんな調味料を試してみたくなったのは。

自分のお金で買い物をするようになり、調味料の選択権を手に入れた。調味料的自由を獲得したのだ。マニアと言えるほどではないが、炊事場の調味料の数は他の家より多いんじゃないかな。

そんな僕が、実際に試してみて、おすすめしたい調味料を、これからのエントリで紹介していきます。